マンスリーマンションの性質

何も無理して売らなくても土地からは高い利益が生まれるのです。
世の中の多くの人は、土地を買う際に、多額の借金をしたり、利回り目標やノルマを設けてしまい、これを売ること=処分することで利益を狙うので、土地を扱うことがつらくなるのです。
土地は不良債権化したものであっても、その存在と効用が変わることはありません。
不良債権化した、というとなんだか価値が落ちたように思われる人が多いと思いますが、会社自体の価値が落ちるという意味ならば、そのとおりだとしても、担保となっている土地そのものの価値が落ちたというわけではありません。
不良債権化した土地をもっとも憎んでいるのは、この土地を担保に債務者に多額のお金を貸してしまった金融機関でしょう。
自分たちの融資としての失敗はさておき、彼らはあたかも担保に取った土地が悪い=不良だと断じますが、彼らの勝手な理屈だと思います。
不良のレッテルを貼られたところでその土地の持つ本質的な価値=効用はなんら変わるものではないからです。
土地の持つ本来的な価値が何も変わっていないからこそ、よくしたもので、バブル崩壊で不良化した(と金融機関が考える)土地が出ると、必ずこれを商売にする人たちが現われるのです。
平成バブルの崩壊のときに、この不良債権を金融機関から安く買ったのが、ハゲタカ外資でした。
彼らが「買い漁る」というのは、土地そのものの買い入れというよりも、金融機関が失敗してしまった「不良債権」という債権、つまり土地にひっついた虫を取るような作業です。
彼らが行なっている不良債権の買い取りというのは、その場その時点で、ただ「適正」といわれている価値から自分たちのリスクプレミアムを控除して買っているのにすぎないのであって、実際の価格(これもこの時点というただし書きつきですが)よりも安く買って、即時に高く売り抜けるマネーゲームに興じていることに変わりはありません。
しかし、この行為は土地の持つ価値を貯めるものではなく、土地という対象をめぐって彼らが勝手に「お祭り」を開催して、儲けているにすぎないのです。
土地の持つ本当の価値を見極め、あえてギャンブルをするのなら、慎重にマーケットのサイクルを読むことです。
またたとえサイクルをはずしたとしても、他の投資対象にはない効用をしっかりと享受しながら長くつきあうことが、土地と向き合う本来の姿勢なのではないかと思います。
ある不動産屋の一日前章では不動産をすぐに儲かる道具として売買を繰り返すギャンブルの視点でとらえている人たちと、その実態についてお話ししてきました。
その一方で、冒頭でもご紹介した町の不動産屋とは、どんなタイプの人たちで、どんな仕事をしているのでしょうか。
私の知っている町の多くの不動産屋に共通して見られる、ごく一般的な日常はこんな感じです。
都市近郊にあるD不動産は、社員5名ほどの、どこにでもある不動産屋。
C子さんはバブル崩壊後の就職氷河期に学校を卒業、正規の就職先がなかなか見つからないまま、派遣社員や契約社員としていくつかの会社を渡り歩きました。
このままではちゃんとした技術も身に付かないし、今後の人生を考えて、もう少し安定した会社に就職したいと思い、一念発起。
宅地建物取引主任者の資格をとって、不動産関係の仕事に就こうと考えました。
努力のかいがあって念願の宅地建物取引主任者の試験に合格、知人の紹介で地元の不動産会社であるD不動産に正社員として就職が決まりました。
C子さんは期待に胸を膨らませて入社したのですが、最初に言いつけられた仕事が社長の運転手。
社長は小柄ですが実に精力的な人で、C子さんが運転する車で市内のあらゆるところに出かけていきます。
この社長の日常は、およそ次のようなものでした。
朝一番に、町で多くの不動産を所有しているオーナーのところに行き、世間話をたっぷり1時間。
その後、町内会の役員さんのお宅に顔を出し、来月行なわれる町のお祭りの相談。
昼食後は郊外の土地を見に出かけ、売り手側の業者と雑談。
それが終わると、別の不動産屋に立ち寄ってここでも雑談。
帰りにゴルフショップに寄って、週末の業者とのゴルフのために手袋とボールを買います。
夕方からはロータリークラブの会合です。
C子さんが見るに、この社長、仕事をしているというよりも、仕事のほとんどが情報交換という名の雑談です。
C子さんが内勤の日も、D不動産にやってくる人たちは、一般のお客さんではなく、地元の不動産屋ばかりです。
それもちゃんとした不動産会社の社員は皆無、みな中高年で、一人で不動産屋をやっているような人ばかりです。
このおじさんたちも、本気で仕事をしているようには見えません。
会社にやってくると、社長や社員不在でもおかまいなし。
勝手にソファに座って、「C子ちゃん、お茶」棚から新聞や雑誌を出してきて、ずっと座りこんで寛いでいます。
社員が外回りから戻ってくれば、その社員相手に雑談。
そのうちに別の不動産屋もふらりとやってきて、前日の野球の話、天気の話と、まるで町内の暇なお年寄りの寄り合いのようで、まったく席を立つ様子がありません。
このように一日がゆっくり流れていくような状況が毎日続くことに不安になったC子さんは、ある日、車中で社長にこっそりと聞きました。
「社長、ウチの会社って、どうやって成り立っているのですか」すると社長はハタハタと扇子であおぎながら、こう言いました。
「ははは、不動産はね、あせったらいかんよ。
そのうち、そのうちね」そのうちって、いつなのよ。
C子さんは社長のこの言葉を聞いても、D不動産がどうして会社として存続しているのかさっぱりわからず首をひねるばかりでした。
町の「おじさん不動産屋」はつぶれないこのD不動産は、何をやって生きているのでしょうか。
傍目には、C子さんが感じたように、あまり一生懸命仕事をしているようにも見えません。
社長のやっていることといえば、町内会やロータリークラブのお手伝いのようなことばかりだし、社員は町のほかの不動産屋、しかも少しくたびれてしまったようなおじさん相手に雑談するばかりです。
先にお話ししたギャンブラー、つまりど派手で、金のブレスレットや腕輪をはめたような典型的な不動産屋はあまり出入りしてはいないようです。
それにしても、ここに登場するおじさんたちは何の目的でお茶を飲んだり、テレビで高校野球を見たりしているのでしょうか。
普通の会社であれば、社長が毎日ほとんど仕事らしい仕事もしないで、町中をぶらぶらしていたら、早晩従業員にも給与を払えなくなって、会社がつぶれてしまうのは目に見えていますが、D不動産については、必ずしも景気が良いとはいえないものの、つぶれそう、などという話は一度も聞いたことがありません。
同じ不動産業界でも、マンション分譲業者や「土地ころがし」と言われている地上げ業者はバブル崩壊で瀕死の状況になっている一方で、この町の不動産屋にはこれらの騒ぎとは無縁の穏やかな空気が流れています。
同じ不動産業なのに、彼らはなぜつぶれたりしないのでしょうか。
まず、このD不動産に登場する、なぞのおじさんたちの存在についてお話ししましょう。
この人たちはいわゆる仲介業者、と呼ばれる人たちです。
仲介業といっても、大手の不動産販売会社と異なり、一人で業を営んでいる人たちで、町中の不動産にまつわる情報を拾って歩いて生きています。

マンスリーマンション情報をキャッチ、マンスリーマンションといえばここからスタート。
サクサクとマンスリーマンションを比較してみましょう。本当に使えるのはマンスリーマンションです。
マンスリーマンションは万全ですか?欲しいマンスリーマンションが欲しい所に来た感じです。